退職金・公的年金ナビゲーター™
退職金・公的年金を入り口に、事業承継、老後資金、介護資金、相続資金までを体系的に学ぶ資格です。
単に制度や数字を暗記するためのものではありません。サムライネットワークの専門家が実務の現場で経験してきた事例や判断をもとに、ドクターや経営者の立場で「どう考え、どう組み立てるか」を学びます。
「退職金は、人生最後の経営判断。」
退職金を単なる税金対策や資金準備としてではなく、事業承継、老後、介護、相続までを見据えた重要な経営判断として考える。そうした視点を持つドクターや経営者を増やすこと。そして、その判断を支援できる人材を育てること。それが、退職金・公的年金ナビゲーター™の使命です。
公式ガイドブックは、もともと「退職金・公的年金ナビゲーター™」を目指す方々のための公式認定教材として制作しました。制作にあたって、私たちが何よりも大切にしたことは三つあります。
第一に、認定資格の取得を目指す方々が、膨大な専門書を一から読み込まなくても済むよう、私たちが実務の中で「ここだけは押さえておくべき」と考える重要な部分を厳選し、効率よく必要な知識を身につけられるようにすること。
第二に、制度の説明だけに終わらず、実務の現場で本当に役立つ、私たち独自のノウハウを盛り込むこと。その中には、これまで実務の中で培い、あえて表に出してこなかった考え方や手法のヒントも含めました。
第三に、難しい制度や専門用語をできる限りかみ砕き、経営者にも理解していただける平易な言葉で伝えること。
この三つを最優先に、版を重ねてまいりました。ところが、本書を改訂していく中で、私たちが当初想定していなかった広がりが生まれてきました。税理士の方々から「顧問先の経営者にも読んでもらいたい」「社長に渡したいので分けてもらえないか」という声をいただくようになったのです。さらに、本書を読まれた経営者の方から、「友人の経営者にも紹介したい」という声までいただくようになりました。
経営者にとって、退職とは単に会社を辞めることではありません。会社の中に蓄積してきた資産を、いつ、どのような方法で個人へ移すのか。退職後の生活を何によって支えるのか。長生きや介護にどう備えるのか。そして最後に、築いてきた財産をどのように家族へ引き継ぐのか。これらはすべて、一つにつながっています。
だからこそ、経営者の退職金を考えるためには、退職金だけを見ていては十分ではありません。公的年金、企業年金、税制、生命保険、老後資金、介護、相続までを横断して考える必要があります。本書は、それぞれの制度を暗記するための本ではありません。制度を知り、比較し、それぞれの役割を理解したうえで、経営者一人ひとりの状況に合わせて組み合わせ、お金の流れを全体として設計するための考え方を学ぶ本です。
経営者にとって退職は、現役時代に築いてきた会社と財産を、その後の人生と家族へつないでいく重要な節目です。言い換えれば、「経営者人生の集大成となる重要な経営判断」の一つであると、私たちは考えています。